小林泰三さんの小説は「失われた過去と未来の犯罪」「人外サーカス」と続いて3冊目です。順番的には「ネフィリム 吸血鬼幻想譚」を読んでから「人外サーカス」を読んだ方が、よかったのかもしれませんね。
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■失われた過去と未来の犯罪 感想
■人外サーカス 感想
ネフィリム 吸血鬼幻想譚 感想
えっ!?どういうこと?これで終わり?ただのB級ホラーな吸血鬼物で終わっていて残念でした。折角、題材はいいんだから、もっと素材を生かせば、おもしろくなったのに!!って感じすね。
残念でなりません。納得がいくラストをください!!吸血鬼の成り立ちとか、新しい武器の発想だとか、いろいろとおもしろそうだったのにという感じですね。
※以下、少しだけネタバレを含む感想です。
ランドルフがいる!!ランディは警官だったの!?そして人外サーカスで、さらりと表現されていた彼の過去を知りました。残り数ページしかないんだけど、あのネタはどうするんだろう?って期待していた箇所が、あっさりスルーされていました。
吸血鬼が幼女と出会って、人間らしさを取り戻していくお話だと思っていたんですけどね。もしくは人間と吸血鬼が互いに手を取り合って強大な敵に立ち向かうお話だと思っていました。けど実際は、なんかただのグロい物語でした。
対吸血鬼用の武器が、身体能力が強大な吸血鬼じゃないと扱えないという皮肉が、一番おもしろかったですね。
人間と吸血鬼が力を合わせて
人間と吸血鬼の共闘がなかなか出てこない。って思ったらそんなそんな話じゃありませんでした。残念。人間と吸血鬼が力を合わせて、より巨大な悪と戦うお話だと思っていたので残念です。
ランドルフとヨブがチームというタッグを組んで、華麗に、時に傷つきながらもがきながらも超巨大生物と対峙すると思っていたのにですよね。そしてなんとか2人(2匹?)が知力と体力を合わせてがんばって、異種間で熱い友情が育まれると思っていただけに残念です。なんかただのグロい物語でした。
ルーシーは???
っていうかこれで終わり?ミカちゃんとルーシーの謎は何だったんでしょうか???ここでミカちゃんがルーシーと呼ばれる追跡者(ストーカー)に変身するかと勝手に予測していたので、何もなくてびっくりです。二重人格者だと思っていたんですけどね。続編はないんでしょうか?かなりの消化不良です。
感動ストーリーじゃないの?
吸血鬼が幼女と出会って、人間らしさを取り戻していくお話で、最後に裏切りがあって、でも最終的には感動的に終わるんだと思っていたので肩透かしです。もやもやします。納得いくのラストをくださいな。