紅蓮館の殺人という小説がネットで評判がよかったので読んでみる事にしました。リアルな友達だと好きな小説のジャンルが違うのでお勧めされてもピンとこないことが多いんですよね。
しかもお薦めしてくれたら、よかったっていう感想しか言えなくなっちゃいますし、途中まで読んでつまんないなぁって思っても、最後まで読まなきゃいけないという脅迫観念にとりつかれて読書が楽しくないんですよね。
でもネットだとだいたい自分が好きだと言ってる小説を読んでいる人に、おすすめされる小説ってやっぱり自分に合っていることが多いんですよね。顔を合わせたことがなくても、好みのジャンルが似ていると参考になりますし、やっぱりこの小説おもしろいよねって思って共感できるだけでも楽しいです。
「紅蓮館の殺人」はクローズドサークル系ですね。「屍人荘の殺人」という小説よりこっちの方が好きっていう感想を結構見かけたので楽しみです。私はクローズドサークルというと、どうしても金田一少年の事件簿を思い出しちゃいます。
ちなみに屍人荘の殺人の感想はこちらから
■屍人荘の殺人 感想
紅蓮館の殺人 感想
読み終わりました。おもしろかったです。ですが、最後はもっと救いが欲しかったなという感じですね。救いというより、後読感をよくして欲しかったなという気がしますね。
満足感というか、さわやかな雰囲気で最後を締めくくって欲しかったです。それだけがちょっと残念でした。名探偵にはいつも自信満々でキラキラしていて欲しいですね。
※以下、少しだけネタバレを含む感想です
クローズドサークル系
小柄な方が語り部くんかな?実はおっ坊ちゃんの方が屈強な体というミスリードだったらいなと思いながら読み進めていきます。女性に見える人も実は男の人なんじゃないかと思ったり、とミステリは楽しみながら読めるので好きです。
天利つばさちゃんはお兄さんとパパさんと名字が違いますね。そこも何かあるのかと楽しみです。
ポートフォリア
ポートフォリアって何???クリアファイルみたいなもの?それともクリップが付いた版みたいなもの?でも開いているから、開けるものなんだね?書類を入れるケース?プラスチック製の?よくわかんないけど、紙を入れられて開けるものだって思っておけばいいのかな。
なんか妙に気になっちゃいました。もうちょっと読み進めると、画材用具(ポートフォリア)ってなっていますね。二つ折りの書類入れだとだいぶ後になってから、田所信哉君が教えてくれました!!疑問解決。
本の印刷技術?
なんかこの本の文字の印刷が薄くて、かすれているんですが、私がたまたま手に取ったこの本だけの現象なんでしょうか?だとしたらちょっと運が悪くて悲しいです。中身を確かめてから買うべきですね。教訓とします。
なんか読みづらくて目が痛いです。自分のプリターンではよくこんな風に文字がかすれちゃったりしますが、まさかちゃんと流通している小説でこんなに文字がかすれているまま販売されることがあるんですね。まぁ落丁とかもあったりしますんね。
その昔、買った漫画にカラーページが一枚ついてなかったことがあって、結局同じ本をもう1冊買いなおしたんですよね。でも、ないことにはなかなか気が付けるものじゃないんですよね。その漫画を買ってから数年経ってからカラーページがないことに気がついたんですよね。
表紙をめくったところにある、おまけのカラーだったので、ページ数も振られてなくて気がつかなかったんですよね。数年後に1巻から読み直してたら気付いたんですよ。その巻だけ巻頭カラーがないことに!!ショックでした。気がつかない方が幸せだったかもしれないですね(笑)
気がついたら気になって気になって、落丁って連絡すれば新しいものもらえるんでしょうか?よくわかんないし、めんどうだったので同じ本をもう1冊買っちゃいましたよ。
矛盾点は伏線だよね?
文男さんの身長がおかしいですね。やっぱり偽者?天利つばさちゃんは高校2年生だといってたけど、3年生の問題集を解いちゃっていますね。進学校なのか本当は3年生なのか。
気分よく終わって欲しかった
おもしろかったです。ですが、最後はもっと救いが欲しかったなという感じですね。救いというより、後読感をよくして欲しかったなという気がしますね。満足感というか、さわやかな雰囲気で最後を締めくくって欲しかったです。
あと葛城輝義くんと田所くんという高校生の彼らが、その後の日常生活がどうなったか知りたかったですね。合宿では行方不明で大騒ぎされたのかとか、家族まで連絡が行っていたのかとか。細かいことが気になります(笑)そして肝心のシャーロックホームズとワトソンの関係はどうなったのかが気になります。