似鳥鶏さんの新刊小説「目を見て話せない」です。題名的に自己啓発本だったらどうしようかと思いましたが、ミステリで安心しました。内容はおもしろいです。でも改行なしで文章がページいっぱいにつまっているのが、ちょっと読みづらいですね。目が疲れます。途中で何度も休憩しちゃいました。
目を見て話せない 感想
主人公も気持ちがめちゃめちゃよくわかります。私も人見知りだし、声小さいし、小心者だし、くよくよ悩んじゃうし、他人に迷惑かけたらどうしようって行動に移せないしで、共感できることがたくさんありました。
※以下、少しだけネタバレを含む感想です
謎解きミステリ
大学で加越先生とその姪に振り回されて、研究室でわきあいあいと謎を解いていくお話だと思ったら違いました。想像と違いましたが、おもしろかったです。
里中くん、なんかいいですね。もっと彼には重大な秘密が隠されているかと思いきやそうでもなかったですね。あの設定には必要な存在でしたけどね。