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骨董屋・眼球堂 感想

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骨董屋・眼球堂

「骨董屋・眼球堂」という小説を読みました。題名の不気味さに(笑)惹かれて手にとってみた小説です。題名がおどろおどろしいのに、表紙は綺麗な感じのイラストだなと思いました。実は題名から連想する物語より、マイルドな感じのお話なんでしょうか?

骨董屋・眼球堂 感想

ホラーで怖い物語かなと思ったらそうでもなかったですね。出だしはちょっと不気味ホラーかなと思ったんですけど、実際は眼球にまつわる、ちょっと不思議な物語を紡いでいくといった感じのお話でした。

 

※以下、少しだけネタバレを含む感想です

 

途中までは物語に引き込まれるように小説を読んでいたんですが、最後になって主人公は女の子じゃなくて、店主と美少女だったのかなという感じでしたね。女の子のお父さんの話も別に広げられることもなく、彼女の目の話も大したことにならなくて、ちょっと拍子抜けでした。

 

 

壮大な物語だと思っていたのに

物語はもっと壮大で最後はあっという驚く謎解きで、実はお話が1本につながっていて、あれはこういう伏線なんだねって勝手に予想していたら、全然違いました。ということで、かなり残念感があります(笑)

 

 

誰の物語を描きたかったのか

店主と美少女の物語はまだまだ続く、これでは終わらないという感じでしたが、読み手の気持ちと乖離していてちょっと残念でした。でも今はそれはあんまり知りたくないかなという感じですね。

 

彼らが主人公として語られる別の物語が存在すればいいなと思います。店主さんの名前も判明させて欲しいところです。でもこの物語は中学生の女の子の成長物語として、彼女を主人公にして描いてあげて欲しかったです。