平安とりかえ物語という題名を読んで連想される物語といえば、やっぱり男女が入れ替わるお話だと思うんですよね。男装や女装がありの物語なんでしょうか?どうなんでしょうか?
平安時代でで入れ替わるお話といえば、氷室冴子さんの「ざ・ちぇんじ」ですよね。すごくおもしろかった記憶があります。「なんて素敵にジャパネスク」もよかったですよね。でも小説ではなく漫画で読んだんだと思います。
子どもの頃に読んだので記憶はおぼろげですが、楽しかった、おもしろかったという記憶だけはちゃんと残っています。またいつか読み返してみたいと思います。
平安とりかえ物語 居眠り姫と凶相の皇子 感想
「平安とりかえ物語 居眠り姫と凶相の皇子」を読み終わりました。おもしろかったです。文章も読みやすく、ほのぼの系でいて、しっかりと物語の根幹である大事な部分のおさえるとこはおさえてあってよかったです。
起承転結がしっかりしていて読みやすかったです。美形な皇子様との恋物語は王道といえば王道ですが、そこがまたよかったです。安心して楽しんで読むことができました。ピュアで一途な少女小説で心が綺麗になった気がします(笑)
※以下、少しだけネタバレを含む感想です。
主人公の小夜ちゃんの性格がとってもいい子で、明るく元気なところも好感が持てて応援したくなりました。他人を思いやる温かい心の持ち主というところも共感できますね。男女入れ替わり物語というよりは、女の子が男装してがんばるお話でした。
女装してくれる男の子がいなかったのがちょっと残念です。彼もお姫様としてがんばってくれれば、物語がよりおもしろくなったのかなと思います。ですが物語が2倍になっちゃうので書くほうは大変ですね。
青春
恋愛的には勘違いがかわいくて、また相思相愛なところが読んでいて安心できるし応援できるしで、きゅんきゅんできる物語で安心できました。
続編
この小説1冊で最後はハッピーエンドでもよかったと思いますが、それは大人の事情ということで、続編が出そうな感じで終わっていましたね。ということで続編が出たらまた続きを読みたいと思います。