三上延

ビブリア古書堂の事件手帖 扉子と不思議な客人たち 感想

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ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ (メディアワークス文庫)

 

ビブリアは完結したと思っていたので、続きが発売されてうれしいです。扉子ちゃんって栞子さんと大輔さんのお子さんなんでしょうか?これから楽しみながら読みたいと思います。

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ビブリア古書堂の事件手帖 扉子と不思議な客人たち 感想

ビブリアシリーズの続編というか、前に番外編が出るかもと言っていた小説だったようです。そんなことをすっかり忘れていました。なのでブビリアの新シリーズが始まったのかと勘違いしていました。番外編や外伝とかそんな感じでしょうか。

 

語り部は大輔さんではありませんでした。過去にあった本にまつわるお話を娘に語って聞かせるといった感じの物語でした。文章が読みやすく、続きがとても気になって一気に読んでしまいました。おもしろかったです。

※以下、少しだけネタバレを含む感想です

 

扉子ちゃんってすごい名前ですね。栞子さんはまだありそうな感じですが、やっぱり本関係の名前にプラス子どもの子ってことなんでしょうかね。と予想をたててみたら、開始そうそう本関係の名前ではないことが判明しました(笑)

 

篠川栞子さんと五浦大輔さんが結婚して幸せそうで何よりです。娘もうまれていることにびっくりします。文香ちゃんも高校生ではなくなったりと、時の流れに少し寂しさを感じてしまいました。皆で挑んだ事件とかは、もう過去のものになってしまったんだなぁとしみじみしてしまいました。

 

数々の事件の詳細

しのぶさんたちの最初の事件をすっかり忘れていますね。またそのうち読み返したいですね。玉岡昴くんに至っては存在すら思い出せません(笑)奈緒ちゃんの事件も詳細はすっかり忘れています。志田さんと仲がよかったのは覚えているんですけどね。

 

知りたがりの子ども

好奇心旺盛で何でも知りたがる子どもって、親にとっては大変そうですね。適当にごまかすのもあれですし、だからといって子どもには聞かせられない話ってありますもんね。

 

しかも扉子ちゃんは結構、わがままだったりとちょっとそこは子育てするにあたっては大変そうですよね。本好きでおとなしく聞き分けのよい子だったらよかったんでしょうけどね。

 

感動系の物語

物語の前半は切なくて、でもほっこり涙するお話で涙腺が緩んでしまいました。後半はそういうことはない感じでしたね。「からたちの花」という童謡は聞いたことないのでとても気になります。どんな歌なんでしょうか?五浦大輔さんが語り部ではなかったので、なんか物足りなかったですね(笑)

 

ビブリアを読んだぞって感じにならないのが不思議です。大輔さんの「栞子さん」呼びがないと落ち着きません。最後は「ビブリア古書堂の事件手帖」の題名の由来がわかって、にやにやしちゃいましたね。きれいにまとまっていて素敵な物語でした。またビブリアの世界に触れられてうれしかったです。