算額タイムトンネルの1巻は過去と未来で数学対決という感じでおもしろかったです。それに安易に過去にタイムスリップしない話もおもしろいなって思っていましたが、前回、えっ未来が書き換わっちゃったの?ってところで終わっていましたよね。今回はどうなっちゃうんでしょうか。楽しみです。そして「バック・トゥ・ザ・フューチャー」はいい映画ですよね。
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算額タイムトンネル2巻 感想
いきなり橘実信さんのフランス留学のお話が始まり、めんくらっています。革命?革命ってフランス革命?算額のお話はどうなったの?なんか急にそんな話をされると読みづらいですね。フランス革命の話は別に今は読みたくないんだけどなと、はやく時空を超えた2人の数学大好きっ子の算額対決が読みたいんだけどな、といった感じです。
※以下、少しだけネタバレを含む感想です
結局、フランス革命のくだりって必要だったのかな?1巻でも幕末のあの戦闘は必要だったのかなって思っていたのでちょっと読むのが大変でした。そして最後まで読んでもナスタジーさんとか必要あったんだろうかと、かなり疑問です。おもしろくなったり、謎が解けたり納得できたりするのかなって、がんばって文章読んだのになぁって感じです。さらにフェリシテちゃんという女の子がどう未来にかかわるとかそういうこともなく、なんだったんでしょうか?意味不明で残念です。わざわざフランスに留学して革命に巻き込まれるのってなんの意味があったんでしょうか?ほかにもなんか無駄かなと思われる場面が多くて読むのがすごく大変で疲れちゃいました。
この世界は偽の世界?
真鍋波瑠(まなべ)はるちゃんが急に大学2年生になっていてびっくりします。鉤股弦(こうこげん)の定理って三平方の定理(ピタゴラスの定理)のことなんですね。初めて聞きました。過去のさらに過去に繋がっていたっていう発想はなかったからおもしろそうですね。前藤さんってあのデートの相手でしたっけ?ってこの世界ではどういうことになっているんでしょうか?ところで楔数(くさびすう)って何?
タイムスリップ
そしてまさかの実信さんのいた時代より過去に行っちゃうなんてびっくりです。しかも実信さんも一緒です。さらにあの一貴くんたちとも会えないなんてちょっと切ないですね。タイムスリップするなんて思いもよらなかったですね。しかも2人とも自然に仲良しですね。問題出し合ったりしているところはとても微笑ましくていいですね。ずっと2人で数学の問題を解き合っていて欲しいです。
主題は何だったんだろう?
中林一貴くんは元の世界でも始めからちゃんといましたよね?別にここでお別れしてもまた会えるよね?なんでそんなに深刻なの?記憶の問題なら深刻だけど、出会いの問題なら解決していると思うんですけどね。勝時さんがいてもいなくても彼は存在していたんですから。なんか急に運命の恋人と再会できたみたいな感じで終わってるけど、全然違いますよね?全体的な話もどこがメインで盛り上がりることろなのか、いまいちよくわかんなかったです。お父さんの独白も必要だったんだろうか?なんか無駄なシーンが多くて読むのが疲れちゃいました。
肩透かし
時空と数学で壮大な物語に発展するのかもと期待したら、あっさり終わったてしまって残念です。一応これで完結ですよね?もっとなんかこう何かが欲しかった気がします(笑)なぜあの2人だけは歴史の修正作用に影響されなかったのかとか、なんでタイムスリップできちゃったのか、とかもっと納得できる説明が欲しかったです。まぁでも、のんびりと過去と未来で実信とはるちゃんが数学対決できればそれでいい気もしますけどね。