天保院京花の葬送シリーズに登場するアイドルで霊能探偵の初ノ宮行幸(ういのみやゆきゆき)さんが主人公の小説の第2弾です。ほのぼの路線で短編形式で終わりではなく、ちゃんと全体的な物語が進行していてうれしいです。
関連小説と今までのおさらいと3巻の感想はこちらから
■天保院京花の葬送1巻~フューネラル・マーチ~感想
■天保院京花の葬送2巻~メフィスト・ワルツ~感想
■霊能探偵・初ノ宮行幸の事件簿1巻 感想
■霊能探偵・初ノ宮行幸の事件簿3巻 感想
霊能探偵・初ノ宮行幸の事件簿2巻 感想
霊能探偵・初ノ宮行幸の事件簿シリーズは、天保院京花の葬送シリーズより読みやすいです。ただし今回はちょっとグロい意味でかわいそうな場面があって辛かったですけどね。それと今回は美雨ちゃん視点が少なくて残念でした。1巻のように語り部さんという感じではなかったです。また美雨ちゃん視点の、がんばる女の子目線で、共感できて応援してあげたくなる要素と描写も期待しています。
※以下、少しだけネタバレを含む感想です
石には念が宿る?
宝石とかの石はアンティークは怖いって聞いたことがあるんですがどうなんでしょうか?念がこもりやすいとか。ということで石関係は新品がいいよって聞いたことがあります。あとダイヤモンドは現状を固定する力があるので、自分の状態がいい時に身に付けないとだめだとかも聞きましたね。
自分の状態が悪いままで固定されたらと考えるとおそろしいです。なので幸せの絶頂の時であろう結婚指輪にダイヤモンドを身につけるそうですよ。この幸せのまま日々が過ぎますようにって素敵ですね。
アイドル
ゆきゆきとみうちゃんを他の人の視線から見るとこんな感じなんですね。それにしてもゆきゆきさん、普通にしゃべっているだけで、「こんなに真面目で頭のいいことを言うなんて!!」みたいに思われているのがおもしろいですね。そして伝説のアイドルすぎる設定にびっくりしまます(笑)そんなすごい人に会ってみたいものです。
初ノ宮由良
ところで舎利礼文(しゃりらいもん)って何?天保院京花の葬送シリーズの由良さんと違って女性らしい感じがしてよい感じです。なんか向こうの由良さんは男勝りで幸行に悪態をつく怖い印象があったんですよね。でもこちらの由良さんは才女でできる女性だけどどこか愛らしく乙女でいいですよね。数が減るのゾウさんがすごく頼もしくてかっこよかったです。ゾウさんの恋の行方も応援したいです。
俄然おもしろくなってきた
物語がとってもおもしろくなってきました。絶対的な敵とかライバルとか黒幕とかいいですよね。最大な悪の登場です。彼らの目的って何なんでしょうかね?どうしてあんなに優しかった人が、ああなっちゃったんでしょうか?その詳しい経緯をはやく知りたいですね。
あと美雨ちゃんのおばあちゃんもどう絡んでくるのか楽しみです。そして美雨ちゃんもどう霊媒師として成長していくんでしょうか?でもいつまでも泣き虫で心優しいままの彼女でいて欲しいですね。そして初ノ宮兄妹とも仲良くいい関係が続きますようにと願っています。
初ノ宮家
過去に初ノ宮家では何が起こったんでしょうか?由良ちゃんのお兄ちゃん発言や、思わせぶりな描写は幸行のことじゃないんだろうなという自分の予想があたっていてうれしいです。そして霊能探偵・初ノ宮行幸の事件簿シリーズの続きが楽しみです。はやく3巻が読みたいです。
アイドル周防つばさちゃんの再登場もあるんでしょうか?あの宗教団体に騙されていないといいなと思います。あとあのアプリって絶対、害がありそうですよね。このアプリがどう事件に発展してくるか楽しみです。あといつも物語の最後の方にちょこっとしか出番がない公安さんの動きも楽しみにしています。
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