忘却探偵シリーズ最新刊、忘却探偵10巻掟上今日子の色見本です。確か忘却探偵9巻の終わりでなにやら隠館厄介(かくしだてやくすけ)くんの立場が変わりそうな予感で終わっていた気がします。親切守(おやぎりまもる)さんも出てくるのかなと期待して、忘却探偵シリーズの新刊を待っていました。三角関係に発展して彼らは恋のライバルになるんでしょうか?それとも今日子さんを挟んで2人は仲良しな親友になるんでしょうか?どちらにしても彼らの今後の人間関係の変化が楽しみです。
今までのおさらいと11巻以降の感想はこちらから
■忘却探偵1巻 掟上今日子の備忘録 感想
■忘却探偵2巻 掟上今日子の推薦文 感想
■忘却探偵3巻 掟上今日子の挑戦状 感想
■忘却探偵4巻 掟上今日子の遺言書 感想
■忘却探偵5巻 掟上今日子の退職願 感想
■忘却探偵6巻 掟上今日子の婚姻届 感想
■忘却探偵7巻 掟上今日子の家計簿 感想
■忘却探偵8巻 掟上今日子の旅行記 感想
■忘却探偵9巻 掟上今日子の裏表紙 感想
■忘却探偵10巻 掟上今日子の色見本 感想
■忘却探偵11巻 掟上今日子の乗車券 感想
■忘却探偵11巻 掟上今日子の乗車券 感想
■忘却探偵12巻 掟上今日子の設計図 感想
おもしろかった
読み終わりました。今回もとてもおもしろかったです。いままでで1番、キャラの関係性や掛け合いがおもしろかったです。思わずくすっと笑っちゃうところや、やっぱこの人はこんなことを心の中では思っていたのねという新発見があって楽しかったです。事件の謎としては、よくこんなネタが思いつくなといつも感心しながら読んでいます。今回もその発想力に脱帽です。今回は題名「色見本」も意味をなしていてよかったです。次回作忘却探偵シリーズ11巻掟上今日子の五線譜が発売されることが決定しているので発売が待ち遠しいです。それと発売されることを期待する掟上今日子の乗車券の主従関係短編集も楽しみにしています。
※以下少しだけネタバレを含む感想です
おおっといきなり誘拐犯が主人公の語りでびっくりしました。そして今回は久しぶりの親切守さんの語りです。ところでドラマツルギーって何?
視点変更
親切さんから見る厄介くんが笑えます。厄介くんが語り部さんだと気が付きませんが、やっぱり彼は冤罪体質なんですね。怪しい人物なんですね(笑)親切さんもなかなかいいキャラしてますね。犯人の××は××だろうなって最初から思っていたので、その部分は驚けなかったのが残念です(笑)ですが、今回もとてもおもしろかったです。そして今日子さん自体の謎はやっぱり謎のままなのでした。いつか明かされることがあるんでしょうか?なぜ白髪なのか?なぜ忘却体質1日リセット型になってしまったのか?すごく気になります。どんな事件や謎や秘密が彼女には隠されているんでしょうか?