数名の作家さんのアンソロジー小説です。題名にあるとおりどんで返しがあるお話なんでしょうか?楽しみです。大どんでん返しがある物語が大好きなので楽しみです。というか題名でネタバレしちゃってますよね?ってことには目をつむるとします(笑)
伏線が好き
最後に大どんでん返しがあると知らないほうが100倍楽しめるんですけどね。騙された!!やられた!!よく考えてあるねと感心したいのです。
※以下少しだけネタバレを含む感想です
密室竜宮城
青柳碧人さんの「密室竜宮城」の感想です。あの有名な竜宮城の中で密室事件が起こります。謎を解くのはあの浦島太郎さんです。雲丹(うに)は読めますけど、海鼠ってなんだったっけ?「なまこ」なんですね。勉強になりました。真相がおもしろかったです。なぜあの人(?)があそこに行っていたんだろうという「裏島太郎物語」の長年の疑問に、ある種の答えを与えてくれたという感じですっきりしました。まぁ行動にスッキリはしましたが、他のところでは恐怖や狂気を感じちゃって、ぞっとしましたね。とっばちりの巻き添えを食った他の人(?)たちがかわいそうでなりません。
青柳碧人さんの小説の感想
天弥涼さんの小説の感想
■銀髪少女は音を視る ニュクス事件ファイル【小説感想】共感覚能力者探偵
筋肉事件/四人目の
似鳥鶏さんの「筋肉事件/四人目の」の感想です。ページをめくるたびに、敬称が違っていたので誤字かなって思っていました。前のページと言っていることが矛盾している箇所が何箇所もあるのはどうしてだろうと疑問に思っていました。そして物語の最後付近のページでは文章が繋がっていないぞ?落丁かな?217ページで何が起きたんだろう?本としては致命的なミスなんじゃない?と思ったら、そういう仕掛けだったんですね。
仕掛けに気が付いた時には騙された!!って感じで楽しかったです。よく考えてあるお話でした。お話というよりは作戦?小気味よく騙されたと思うよりも、製本のミスだと思っちゃいました。でもこの仕掛けに気がつけた時はすごく感心しました。そこへ至るまではかなり混乱しましたけどね(笑)なかなか趣向をこらしてある、おもしろい物語でした。
似鳥鶏さんの小説の感想