初読みの作家さんの小説です。百貨店で働く人々と、神様やあやかし(妖怪)たちのお話です。ほのぼの雰囲気でなんかいい感じです。私好みなイケメンも出てきますしね(笑)雰囲気的には「お世話になります。陰陽師課シリーズ」や「出雲新聞編集局日報 かみさま新聞、増刷中。シリーズ」や「神様の御用人シリーズ」みたいな人間と神様やあやかしたちが綴る物語です。私の好きな感じです。
デパートの外商
デパートの外商ってずっと都市伝説だと思っていました(笑)というか住む世界が違うなぁって感じでした。それがまさか田舎でもありうることを知ってびっくりしました。母の知り合いさんでそんな方がいらっしゃってびっくりです。すんごいお金持ちってことですよね?いやー、うらやましい。そんな生活がしてみたいですね。デパートの人がおうちにやってくるってどんな感じなんでしょうか。欲しくなくても買わなきゃ悪いなざみたいな雰囲気になったりするんでしょうか?それとも、これだけは絶対に欲しいから、探してでも持ってきてくれみたいな感じなんでしょうか?未知な世界だなぁ。
※以下ネタバレは含まない程度の感想です
かわいくて楽しい感じの小説でした。お話のテンポもよく軽く、それでいて人情としておさえるポイントはおさえてあって。とってもおもしろかったです。たまに句読点がなくて、反対の意味にとれたり、何言ってるのか理解できなくてなんだろうと悩むヶ所があって、もったいなかったです。折角お話のテンポがいいのに残念だなと思いました。もう少し読みやすい文章だとうれしいですね。はばき?とは何ですか?とたまに現代ではあまり聞かない名前だったり、神官系の用語がでてきて、戸惑ってしまいました。
とてもおもしろかったので続編希望です。途中の呪われている!?という文章を読んでしまったら続きが気になって仕方がありませんでした。テンポがいいですね。9月が1年で1番の儲かる大繁忙期だとか興味深かったですね。なるほどなるほどと納得でした。どのあやかしさんや神様たちも魅力的でしたし、意外に折井ちとせさんのスキルに驚きました。今後はもっと先輩泰原宏人さんが活躍するとうれしいですね。ちょっぴり主人公の服部美苑ちゃんと恋愛っぽい要素が入ってくると、さらにうれしいです。部長さんにももっと出番が欲しいですね。影が薄いですけど何気にすごそうな人物ですよね。