西尾維新

最強シリーズ3巻 人類最強のときめき 感想

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人類最強のときめき (講談社ノベルス)

 

「人類最強の請負人」哀川潤さんが活躍シリーズの第3弾です。今回もすごくおもしろかったです。人類最強って言ってますけど、もう彼女が人間なんて思えないです(笑)そういう理不尽さが許せない人は、楽しめないかもしれないお話の数々です。またまた今回も何でもありの「はちゃめちゃ展開」で楽しかったです。そうかと思うと1冊全部通してみると、なんか一連の流れにテーマを感じたりしてよかったです。

 

今までのおさらいはこちらから

最強シリーズ1巻 人類最強の初恋 感想

最強シリーズ2巻 人類最強の純愛 感想

 

ネタの宝庫

毎回よくおもしろいネタが思いつくなぁとそのすごい発想力に驚かされます。作者の西尾維新さんはよくいろいろと思いつくなといつも感心しちゃいます。ところで哀川潤さんと忘却探偵の今日子さんはお知り合いなんでしょうか?彼女のお名前やら彼女を思い起こさせる描写が出ていたんですが、同じ世界観ですか?同年代ですか?気になります。

 

※以下少しだけネタバレを含む感想です

 

 

植物がすごい。確率の話とかテレビで見たネタでいつか使えるかなって思ってたら、そういのってすぐに小説に反映されるんですよね。これでこのネタが載ってる小説を何冊読んだんでしょうかって感じです(笑)皆、結構そういう使えるネタっていうのに敏感で貪欲なんだなって思っちゃいます。なので現実では珍しい現象とかでも小説では結構よく見る設定だったりしますよね。無痛症だったり、人の顔だけが覚えられなかったり、共感覚能力だったり。珍しい現象の方が描きやすいんでしょうね。逆に普通であることで物語を紡ぐのって難しいんだろうなと思います。

 

 

戯言シリーズ

戯言遣いや玖渚ちゃんの名前が出ると、うれしくなっちゃいますね。そして戯言シリーズの初期メンバーと言ってもいいであろう、佐々沙咲さんが失敗シリーズに出ていて懐かしかったです。人類最強シリーズ4巻「人類最強のsweet heart」も発売決定みたいなのでとても楽しみです。それにしても西尾維新さんって速筆さんですよね。しかもいろいろなシリーズを手がけていらっしゃってすごい!!実は個人じゃなくてチームなの!?って思っちゃうほど仕事がはやいですよね。しかもアイディア豊富でうらやましい限りです。