藤木稟

バチカン奇跡調査官1巻 黒の学院 感想【アニメ化決定の原作小説】

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バチカン奇跡調査官 黒の学院<バチカン奇跡調査官> (角川ホラー文庫)

 

バチカン奇跡調査官がアニメ化決定ということで原作小説にあたる1巻目を読んでみました。実は前々から気になっていたんですよね、この小説。友達からおもしろいよっておすすめされていたんですが、なかなか読めなくてこの度アニメ化が決まったので、今この機会を逃したらいつまで経っても手を出せない自分がいる!!ということで今回やっと重い腰を上げ、バチカン奇跡調査官1巻の本を手に取ったのでした。

 

 

そして私、ずっとバチカン奇跡捜査官だと思ってました(笑)正しくは調査官なんですね。バチカン内部の警察関係みたいな部署かなと勝手に思い込んでいました。違いましたね。キリスト教の奇跡を審査とか調査とかする部署のお話でした。そしてファンタジーばりばりなエクソシストでもなかったです。そっち系のお話でもおもしろそうだったんですけどね。

 

ページ数は結構多い

文庫本ではなく、ちょっと大き目のサイズの本なのでちょっと重いですね。手が痛いです。しかも2段組で読みにくい。ふつうに文庫版を買えばよかった!!だってこれしか置いてなかったんですものとちょっと後悔しつつ読み始めました。あの奇跡のカラクリはこうだよねという自分の予想通りでうれしかったです。というかそれしか思いつきません(笑)小説全体的にはちょっと説明文章とか細かい建物描写とかが多くて、意識が飛びそうでした(笑)知識が豊富で、ためにはなるんですけどね。読んでいていて楽しいかといわれるとちょっと微妙ですね。もっと平賀・ヨゼフ・庚さんとロベルト・ニコラスさんの軽妙なやり取りの会話とかがたくさん欲しかったですね。

 

 

美形2組の神父さん

美形2人の神父さんが出てきます。女性受けしそうな、まさに女性向って感じの物語ですね。私は好きですよ(笑)アニメ化のしがいがありそうな雰囲気です。声優さんも岡本信彦さんと諏訪部順一さんということでとても楽しみです。もうすでに私の中では小説を読みながらも、台詞は彼らの声で語ってくれています(笑)彼らの普段の会話言語って何語なんでしょか?英語ではないみたいですね。公用語はラテン語?ってそもそもバチカンってどこにあるんでしょうという自分の知識のなさが悔しいですね。バチカンって国?バチカン市国?キリスト教関係の人だけが住んでいるんでしょうか?それとも普通の人も住んでいるんでしょうか?ローマ法王ってどこに住んでいるんですか?ローマ?バチカン???

 

 ※以下ネタバレを含まない程度の感想です

 

私はRICHじゃなくてKKHに見えたんですが、どうなんでしょう。わざわざイラストが載っているってことはなにかありそうですよね。楽しみです。エクソシストではないんですね?こういう小説で出てくる神父さんって大抵はエクソシストだというイメージがあります。私の勝手な思い込みですけどね。

 

 

いろんな神父さんが出てきます。彼らの顔(?)と名前が一致しませんね。やっぱりこれは映像とかイラストとかで1回見れば把握しやすいんですけどね。アニメ化に期待です。そして結構血なまぐさくグロいんですけど、映像化して大丈夫なんでしょうか?そして最後の方ではちょっと前半がんばっていたキャラたちの扱いがひどすぎて悲しいですね。結局、彼らには何があってどうなったんでしょうか?

 

 

あと話の途中から奇跡の調査ではなく、あっちの方向へ行ったのにはびっくりしました。その設定の話は違う小説で読んだことがあるんですよね。確か、須賀しのぶさんの「神の棘」という小説だったような気がします。宗教関係と○○○関係ができて、今回「バチカン奇跡調査官」を読んでいたら、私、前に同じ小説を読んだっけ?と錯覚してしまいました。男の人が2人できてきたような気がしますが、寄宿舎にはいかなかったなぁ、やっぱり違うよねと自分の記憶に疑問が生じました(笑)須賀さんの小説の方がハードボイルドでもっと緊迫した雰囲気でした。この×××の×××が実は×××で×××されていたというのは誰しも考えうるネタなのかもしれませんね。