あれ?メディワークス文庫ってこんなに字が小さかったでしたっけ???字が小さくて読みにくいです。本を分厚くしてもいいし、上下巻でもいいので、もうちょっと字を大きくして欲しかったかなと思います。内容がおもしろいだけに、より一層もったいないなって思っちゃいました。
冒頭の感想・好感触
日暮旅人シリーズが終わって悲しいなと思っていたところの新作でとても楽しみにしていました。まずは冒頭の感想です。主人公は日暮旅人シリーズの中で言えばユキジくんっぽい感じで、私はユキジくんが好きなのでかなりの好感触です。妹ちゃんとの仲もいい感じで、またさらに好感度アップです。内容も霊能力なオカルトと実際の事件とが混ざり合った感じで、謎解き感とファンタジー感の絶妙なバランスがいい感じです。今のところ、どのキャラも魅力的でいい感じです。
※以下少しだけネタバレを含む感想です
どのキャラも魅力的で内容もよかったんですが、ただ犯罪のところだけがちょっと気持ち悪かったし、許せなかったですね。事件の内容がもう少し読んでいて気分のいいもの(?)って事件にそんなものはないと思いますが(笑)または納得できる犯罪とかなら、よかったかなと思います。気分が悪くなるのは辛かったです。それ以外はとても自分好みでよかったです。登場人物たちも物語の雰囲気も好きです。
小説の手法
日暮旅人の10巻の時も思いましたが、最近の作者さんの流行として、複数視点と時系列が往復したりするのが好みなんですかね?複数視点はいいんですけど、時系列が行きつ戻りつするのはちょっと読みにくいんですよね。おもしろかったんですけどね。今どこだろう?この人物は今このことは知らないんだよね?と自分の中のキャラ認識がちょっと大変でした。複雑なのは好きですが、もうちょっと読者にやさしい感じで語られるとうれしいなと思いました。
それにしても名字で「華表」と書いて「とりい」が読めなかくて、何度も振り仮名があるところに確認に戻っちゃいました(笑)全体的な謎や秘密がまだまだありそうな感じを匂わせて終わっているので、とてももどかしいです。そんなわけで今後の続編シリーズを楽しみにしています。
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