シュタインズゲートの続編をシュタインズゲート0(ゼロ)【PS4版】を全クリしました。フルコンプしました。シュタインズゲートがとてもおもしろかったので続編のゲームも期待してプレイしました。結論から言うと、おもしろかったです。でも無印に比べると物足りないっていうのが正直な感想ですね。やっぱり映画やドラマやゲームや小説なんかでも1作目がおもしろかった作品の続編って、そうなっちゃいますよねという感じですよね。1作目がほぼ完璧だったので、なおさらですよね。
なかったことにしちゃいけない
「今まで起こった辛いことをなかったことにしちゃいけない!!あの辛い過程を経たから、あの思いがあるからがんばれたんだ。あれがなかったらこの未来は生まれなかった」みたいな言葉がすごく心に響きました。人生いろいろ失敗や辛いを思いしても、あれを乗り越えたから今があるんだという思いに、なんだか励まされました。そして1作目と違って今回は簡単に全ルートクリアもトロフィーコンプリートもできました。
序盤から引き込まれるおもしろさ
冒頭、いきなり英語との同時通訳でのAIの講演がすごくかっこよくて、話もおもしろくて引き込まれていきました。出だしはオカリンが普通になっていてびっくりですね。鳳凰院凶真さんがいなくなるとこんなにも、普通で静かな人になっちゃうんですねと驚きました。今回携帯がスマホに進化していて、メールがRINEに進化していましたね。眼鏡みたいなアイコンマークが出て、ピロンって音がして何かと思いました。そしてその場でRINEの返信しないと、もう返信できない仕様に気が付かなくてびっくりして、もう1回ゲームを最初からやり直しましたよ(笑)新キャラの比屋定真帆さんもいい子でよかったです。ビジュアルを見るかぎり意地悪な子だと勝手に思っていたので(笑)賢くて素敵な女性で安心しました。
複数視点
1作目と違って今回はオカリン視点オンリーではなく、いろんな人に視点が移っていきます。最初は戸惑いましたが、主人公以外が何を思っているのかが、わかってよかったんです。でも1周目は唐突に物語が終わっていってびっくりしました。まだいろいろと解決してない問題が山積みなんですが、いいんですか?とびっくりしました。他のルートに行くと明らかになる謎なんでしょうか?って楽しみにしていまた。ですが全ルートに行ってクリアできたと思うんですが、語られなかったことが多数あって消化不良です。今回はルートによって悪役が変わっていて、趣向を凝らしていていいなとは思ったんですが、いろいろ中途半端で残念でした。
※以下ちょっと気になったことです。多分にネタバレを含むのでご注意ください
疑問点等
・冒頭のゴリラ事件は何だったんでしょうか?わざわざリポーターのバックボーンまでも語られていたので重要な登場人物だと思ったら、その後1回も彼女は登場しませんでしたね。ハリウッドの女優くずれのシングルマザーのリポーター。真帆のお母さんかと思ったりもしましたが、何の関係もありませんでしたし、ゴリラ事件も何だったんでしょうか?
・かがりルートのだと、誰があの歌を作ったのかがわかりません。こういうのって何ていうんでしたっけ?タイムパラドックスでもなく、無限ループでもなく?言葉が思い出せません。もどかしいです。
・かがりの容姿がクリスにそっくりということに、意味が無くて悲しかったです。折角タイムマシンがあるんだから、きっとクリス本人かクリスママかと思っていたので、これには拍子抜けでした。まぁそうなっちゃうと世界線とかよくわかんなくちゃうんで仕方がないことなんでしょうか?でもゲームをプレイした人ってほとんどこれを期待していたと思うんですよね。矛盾無くどうあの未来に繋げていくのかと、とても楽しみにしていました。なのでちょっともやもやしますね。
・かがりはあのルートでなぜあの人に整形をしちゃったんでしょうか?これも意味不明ですね。あと何ルートか忘れましたが、東北地方にかがりの親戚がいるかもしれないとルカパパたちと鈴羽も東北に付いていったらしいんですが、あの結末はどうなったんでしょうか?何か意味があったんでしょうか?語られていないので、これまた消化不良です。
・ルカくんの独白が、今後何か物語りに深く食い込んでいくのかと思いきや、特に無にもなくて残念でした。今回初めてルカパパさんのビジュアルやルカパパさんの趣味が分かったのに、これまた特に何もなく残念でした。
・普通のクリスちゃんがもっと見たかったですね。1作目の最後から続くβ世界線のその後がもう少し見たかったです。
・ダルくんが普通にいいパパでしたね。驚きました。変態紳士だと思っていましたが、普通にいい人そうでしたし、ハッキング技術とかすごくて素直に感心しました。1作目よりすごい人に見えました。そして未来のビジュアルにすごく驚きました!!なんか急にダンディーになっている!!
・フブキちゃんの扱いがひどすぎますね。彼女を救うルートがあるのかと思って期待していました。あの新型脳炎の方にももっとスポットを当てて欲しかったですね。あと新興宗教団体みたいなのも、もう少し物語を盛り上げて欲しかったですね。あのルートも意味不明でしたよね。途中は何が起こったの!?どうなるの!?って期待したんですけど、関係なく終わってしまったとう感じでしたね。あとあの沖縄とかに行っていたあの世界線はなんだったんでしょうね?唐突に元の世界線に戻ってきた原因もわかりませんし、それらが語られるかと思っていたんですが、それも中途半端でしたよね。1ヶ月も沖縄までの道のりで苦しんだのに!!って感じですよね。
・最後に1作目に繋がるムービー付Dメールを送ったときに、なぜリーディングシュタイナーが発動しなかったのかが疑問ですね。まぁあのタイムマシン事件の行方不明のままのまゆりと鈴羽を捜さなきゃけいけなかったのかもしれませんが、腑に落ちません。
最後に
やっぱりタイムマシンとかタイムリープ的な物で矛盾無く物語を紡ぐのって大変ですよね。シュタインズゲートは1作目が最高におもしろかったので、余計にあれなんでしょうが、今回はあれはどうなったの?あれがこうなるとこうなっちゃうよね?という風な疑問ばかりが大きくなりすぎて残念でしたね。まぁ全体的にはとてもおもしろかったんですけどね。でも細かく見ると矛盾や疑問が結構あるよねって感じが、もったいなかったです。ですがシュタインズゲートはタイムリープ物の物語として大好きです。出会えてとてもよかったと思える作品でした。
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