おもしろいＳＦ超大作って触れ込みの映画だったので見てみました。「ばかうけ」で話題になっていましたよね。でもね、映画を見てみると正直めちゃめちゃ期待外れでした。あらすじとしては、未知なる宇宙船がいっぱい現れたけど、宇宙人とコミュケーションが取れないから、彼らが何をしに地球に来たのがわからない。それを探る言語学者のお話でした。
※以下ネタバレを含む感想です
言語学者に頼って宇宙人と会話しようと試みるんですが、今までの人たちはなんで宇宙人の音声だけで解読しようとしたんでしょうか？主人公がボードを持って絵で説明し始めたら、なんてすばらしい思いつきなんだ！！みたいに持ち上げられたことにびっくりです。誰もそれを思いつかなかったの？各国のエリート頭脳集団ってみんなそんなレベルなのか！！バカにしすぎじゃないのか？って感じでした。ジェスチャーとかいろいろコミュニケーション伝達手段ってあったよね？で、その試行錯誤に延々と時間を割くのでつまらない。はやく物語の先を進めてよって感じでしたね。
謎の宇宙人
宇宙人の姿がタコでした。昔の火星人を巨大にしたようなイメージですね。そしてそれを見て吐いたり気分が悪くなったりする人たちが続出します。えっ？あのビジュアルなら耐えられるでしょう。あれが虫とかだったら気持ち悪いですけどね。どんだけメンタルが弱いエキスパートたちなんだ？？？屈強の戦士とか学者じゃないの？？？
宇宙人の目的とは？？？
そして何もせずに帰っていった宇宙人。彼らは何をしに来たの？主人公にあれをあげるためだけに来たの？意味不明ですね。途中私は飽きちゃって、ゲームしながら1.5倍速で見てたんで（笑）何か見落としたのかもしれませんが、めちゃめちゃつまんかなったです。怒りを覚えるレベルですよね。
タイムリープ！？
そして物語は急にタイムリープ的にものになってびっくりですよ。で、それを知ってあれをその人に言って、彼はどうやってそういうことになった？？？いろいろ疑問ですね。そしてタイムリープ（未来を知る能力）的なそれをしたかったんなら、もうちょっと感情移入できるように上手に物語を構成したらいいのにと残念な点ばかりが目立つ映画でした。で、これからも彼女は知ってしまった未来どおりに生きるんですよね？それでいいんだろうか？とか考えてみる映画だったんでしょうか？だめだった未来は変えたくなるのが心情ってものじゃないでしょうか？むしろ未来を変えようって！！今よりよくしよう！！っていう物語を作った方がよかったんじゃないでしょうか？？？
主題はメッセージなのか宇宙人なのか
そういうメッセージ的なものを題材とした物語にしたかったら、宇宙人が出てくる必要があったんでしょうか？もっと未知なる宇宙人との壮大なるバトルやそれこそ、大事なメッセージを秘めているのかと思って期待していたんですけどね。そしてまたあの国が１枚噛んでいてびっくりです。「オデッセイ」の映画でもそうでしたよね。なんで？そして物語は宇宙人的な物をメインにするなら、全く別な描き方がよかったですよね。アクションバリバリでやって欲しかったですね。
おもしろい映画とは
最近、めったにおもしろい映画に出会えないんですよね。私の記憶だと「アイランド」というＢ級映画がおもしろかったですね。期待せずに何気なく見たらすっごくおもしろくて、調べみたらＢ級映画扱いでびっくりしたんですよ。もっと話題になってもいい映画だと思います。あらすじを知らなくて見たので、よりインパクトがあったのかもしれません。この映画を見るなら、予備知識なしで見ることをおすすめします。何が起こっているんだろうという、わくわく感と恐怖感がたまりません。それにしても「アイランド」は何年前に見た映画だったでしょうか？それ以来なかなか、他人におもしろいよ、見るべきだよってお薦めできる映画に出会えていないんですね。
