彩菊あやかし算法帖1巻の小説は読みやすくておもしろかったです。数学的な内容は私には難しいのであんまり理解できていないですけどね(笑)算数(和算)で妖怪退治をする時代物のお話でした。同じ作者の青柳碧人さんの「浜村渚の計算ノートシリーズ」と同じような感じですが、もっと軽快でさくさくと1話完結で進んでいくお話で楽しかったです。
2巻以降の感想はこちらから
ファンタジーと謎解きパズル
内容的には妖怪とか亡霊とか化け物とか出てくるファンタジー系です。それを数学の力だ退治する女の子のお話でした。軽く読めて数学的にもおもしろくてよかったです。数学を使った謎解きパズルという感じでしょうか。クイズみたいで頭を使う問題ですね。
※以下ネタバレは含まない程度の感想です
江戸時代のお話で女の子が主人公ってなんだかいいですね。活躍できて自分の言いたいことをずばずばと言える女の子って珍しいですよね。女性としてすばらしいと思います。彩菊ちゃんと半三郎さんはいいコンビになりそうですね。半三郎が紳士ではなくちょっとどうなの!?と思いましたが、後からはとってもいい感じですね。意外に鷹揚な感じの雰囲気をかもし出していてちょっとびっくりでが、なかなかに好感度があがります。恥ずかしがっている彩菊ちゃんがかわいいです。ふたりで口げんかするタイプになるかと思っていましたが、こういう雰囲気もいいですね。
数字のマジック
こういう数字のマジックってよく手品でも使われますよね。好きな数字を選んでそこから足したり引いたりするもので、どんな数字を選んでも答えが一緒になるゲームみたいなものですよね。そんなわけで彩菊あやかし算法帖1巻がおもしろかったので、続編も楽しみです。
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