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軍神の血脈 感想【楠木正成秘伝】

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軍神の血脈 楠木正成秘伝 (講談社文庫)

 

またまた今作と同じ作者の高田崇史さんが描くQEDシリーズっぽい感じのミステリです。薬剤師と歴史オタクのコンビという感じですね。勝手に昔の戦国系のお話かと思っていましたが、いつも通りの現代で起こる事件と過去の歴史ミステリーが混在したお話です。今回はいつもより切羽詰まった緊迫した感じです。

 

手に汗握るスリルとサスペンス

2時間物のサスペンスドラマのようです。いや、むしろサスペンスドラマにしちゃえばいいんじゃない!?って感じのハラハラドキドキする緊迫感がよかったです。きっと最後は人気(ひとけ)のない崖に行くはずだ!!と思いながら読み進めています・笑(まだこの時点では読み終わっていません)

 

※以下ネタバレを含まない程度の感想です

 

歴史的な謎がすごくおもしろかったです。もしこれが本当の出来事だったら夢とロマンに溢れている気がします。思わず鳥肌が立っちゃうぐらいの感心してしまう真相でした。ただひとりあの人だけはかわいそうですが、どういう経緯でそうなったんでしょうか。現実の物語の方ではあの人の思いがわかって、思わず涙が出そうでした。