松岡圭祐

水鏡推理6巻 クロノスタシス 感想

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水鏡推理6 クロノスタシス (講談社文庫)

 

国家公務員が研究の不正を暴いてく痛快なシリーズ第6弾です。前回の5巻で、主人公の瑞希ちゃんに感情移入できず、読書が苦痛でした。このシリーズを今後継続して読んでいくかどうか悩んでいたんですが、まぁとりあえず今回までは読んでみようかなという感じでがんばってみました。題材は興味深いものが取り上げられていておもしろいので、そこは楽しみなんですよね。と、ちょっと不安ながらも読んでみたら、すごくおもしろかったです!!読んでよかったです。ということで次巻も楽しみです。

 

今までのおさらいはこちらから

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テーマは重い

冒頭から重い雰囲気です。最近、人の死なないミステリが気分爽快ではなくなってきたのが辛いです。テーマは過労死という重たいものでしたが、途中から一気に物語りに引き込まれました。

 

※以下ネタバレを含まない程度の感想です。

 

なかなかテーマが重くて、かなり考えさせられる内容でした。日本人って何をそんなに働いているのか気になっちゃいました。外国の人たちの会社の仕組みってどうなんっているんでしょうか?よく休暇が何ヶ月もあるとか聞きますよね。どうなっているんでしょうか?それで経済や社会がまわるんですよね???国や個人の生活が維持できているんですよね?

 

 

今回の瑞希ちゃんのパートナーさんはあまり目立ちませんでしたね(笑)目立たなかったけど、いい人でしたね。内容的には、あっと驚く仕掛けもしてあって、すごく楽しかったです。むしろなんで5巻があんなに辛かったんでしょうね。というか、この6巻のためにわざとしていたことだったら脱帽ですね。