浜村渚の計算ノート7さつめです。と言っても事実上、3と1/2さつめがあったのでシリーズ通しては8さつめですね。こういう数え方ってわけわかんなくなりますね(笑)待ちに待っていた浜村渚ちゃんシリーズの最新刊7巻です。
すごく続きを楽しみにしていました。数学を学ぶことを禁止された世界で、中学生の女の子が警察に請われて数学の力でテロ事件を解決していくお話です。彼女が難しい数学をわかりやすく教えてくれます。今回もいろいろな数学の知識を教えてもらえて楽しかったです。
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数学が楽しくなる小説
毎回、私には数学の問題は難しくて、よくわからないのですが(笑)すごくおもしろい小説です。自分が数学に詳しくなって頭がよくなったような気がします(笑)そして毎回数学の魅力にとりつかれるのです。こういう数学の問題が分かる人がうらやましいです。
毎回狐につままれたような気持ちになって楽しいんですよね。複雑な計算式とか公式とか言われてもよく理解できませんけどね。ただそういうふうな理論があるんだ、おもしろい!!知らなかった!!とか感動しながら読んでいます。
※以下ネタバレを含まない程度の感想です
深夜マイナス1
(-1)×(-1)=(+1)マイナスとマイナスをかけるとプラスになるなんて!!おもしろい説明でした。いつもただマイナスとマイナスをかけたらプラスになるって、そういうもんなんだって覚えて計算しているだけだったので、楽しかったです。こうやって教えてもらえれば、もう少し数学が好きになれたかもですよね。
「マイナスをかける」のと「数字をかける」のは別???どういうこと!?わかりやすく説明して、渚ちゃん!!ところでそもそも数直線ってなんでしょうか(笑)私の記憶からは探し出せない!!事件的には最初からこの人が怪しいぞと思った人が怪しくてうれしかったです(笑)結局大山さんはどうやって!?そこの解説が2話目に続くと思っていたので、ちょっと拍子抜けでした。
不可能彫刻も森
2番目の事件も数学のことは全くわからなかったですが(笑)他のは謎は途中で気が付つけたので、うれしかったです。
プレゼントにリボンをつけて
クラスの中に同じ誕生日の人がいる確率。これ本当によくわかんなかったんですよね。私が中学生だったある日、担任の先生(数学の先生だったんです)が同じクラスに同じ誕生日の人がいる確率の話をして、問題提起だけして解説してくれなかったんですよ。
また今度話すねって言われてずっと楽しみにしていたのに、それ以降その話はなく、あれから××年。未だに疑問だったんですよね(笑)これ中学生の時、全然理解できなかったんですよね。瀬島さんと同じ発想をしましたよ。
366人いれば絶対1人は同じ誕生日だよねと思ってたんですよね。それが今回、浜村渚ちゃんのおかげで理解できました!!ありがとう!!渚ちゃん。私が中学生の時に出会いたかったですよ。中学生の頃は数学の中間テストだったか期末テストだったかで100点取ったりしていた私はどこに行ったんでしょうか(笑)
私の人生の頂点は中学生時代かもですね。あの時、先生がちゃんと解説していてくれれば(笑)理系の道に進んだかもですね。かの偉大なエジソンさんも違う未来を歩んでいたかもしれませんね。
今ではさっぱり数学がわかんないですよ。算数ですら怪しいですよ(笑)あの興味を持った時に、ちゃんと教えてくれれば!!なんて思っちゃいますね。高校の時も文系理系どっちに進もうか悩んだんですよね。今ではバリバリの文系ですね。って最近は理系文系とかはあまり気にしないのかな???
8さつめが待ち遠しい
大石ペアノ助もキューティーオイラーもいい感じでした。ただちょっと事件が陰鬱っぽくなってきた感じが悲しいなと思いました。もうちょっとコミカルでみんなが無事で、危ない目にあわずに数学の知識が学べると、読んでいて安心するんですけどね。
次の巻の数学の解説もとても楽しみです。わかりやすく教えてくれる浜村渚ちゃん先生が大好きです。武藤さんの紳士っぷりも好きです。好青年で、やさしいお兄さんって感じでいいですよね。渚ちゃんの気になる人って、勝手に武藤さんと思っているんですが、どうなんでしょうか?
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