メディアワークス文庫は全体的に私好みな小説が多くてうれしいレーベルです。謎解きや秘密、事件、探偵、刑事、異能、妖怪、不思議な話などなど、この先どうなるんだろうと考えながら読めるちょっぴりダークな小説が好きです。青春系や恋愛系より、ミステリ系、ファンタジー系、ホラー系の小説が好きです。そういう話に心が躍ります。そんな楽しくておもしろい話がたくさんのメディアワークス文庫の紹介です。私が今まで読んできたメディワークス文庫のすごくおもしろかったものから、惜しい作品までいろいろと語っちゃいます。長く続いている人気のシリーズ物や単発で1冊で完結している読みきりものなどいろいろあります。
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0能者ミナト シリーズ
霊能力がないちょっと捻くれた毒舌な主人公が、科学や知識で怪異の謎を解いていくお話です。とてもおもしろいです。発想がすばらしくていつも感心して読んでいます。今度はどんな謎を解き明かしてくれるんだろうとか、毎回この怪異の仕組みってどうなんだろうってすごくわくわくしてさらにそれの対処法はどうなるんだろうと楽しいです。そしていつも「0能力者」って書いてから「力」を削除するのがめんどい(笑)いっそのこと単語登録すればいいんでしょうか。
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絶対城先輩の妖怪学講座 シリーズ
妖怪好きさんにはたまらないシリーズだと思います。独自の理論で妖怪の正体があばかれていきます。びっくりだけど納得のいく感じで私は好きです。次巻もどういう風になるのかとっても楽しみです。はやく新刊、発売されないかなぁといつも待ち遠しい作品です。ちょっと1巻は読みにくいですけど、それを乗り越えればすごくおもしろくて、はまっちゃいます。
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ビブリア古書堂の事件手帖 シリーズ
人気があるのが頷けるおもしろさです。栞子さんにはたまに本能的に恐怖を感じたりしますね。あまり頭がよすぎるとその発想がとんでもなく…だったりして。続きも楽しみです。はやく新刊でないかなぁ。
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お世話になっております。陰陽課です シリーズ
街の治安を守るで公務員こぼこコンビと京都の妖怪さんたちのお話です。真面目で融通の利かない新人公務員火乃宮祈理(ひのみやいのり)ちゃんと、ぶっきらぼうで強面の公認陰陽師五行春明(ごぎょうはるあき)コンビが大活躍。京都の町で妖怪(異人)さんたちがふつうに安心して暮らせるように治安維持につとめる陰陽課の物語です。ほのぼのと楽しめる作品です。
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犯罪図書館アレクサンドリア
たぶんこれ1冊で完結です。個人的には続編を期待しています。どのキャラも味があって登場人物がとても魅力的ですごくいいし、話全体の雰囲気もとてもよくて好きでした。ですが、肝心な犯人の動機がなんとも…ここをしっかして次に繋げてくれることを期待します。本当に惜しい作品でもったいないです。ぜひリトライ(リメイク?)していただきたいです。
マジックバーでは謎解きを ~麻耶新二と優しい嘘~
マジックバーの手品師というより、トランプカードマジックのお話という感じでしたが、おもしろかったです。いろいろと策(手品で言うトリック)が講じてあって読む人を楽しませてくれます。
推定未来 ―白きサイネリアの福音―
表紙がかわいくなくてなかなか手に取らずにいた小説だったんですが、読んでみたらよかったです。きっとこうだよねって、簡単に読書者が続きの未来を推定しちゃえるのはちょっと残念でしたけどね。もうひとひねり、ふたひねり欲しかったですね。あとは表紙のデザインをもうちょっとどうにかすると、もっと魅了的になる小説だと思いました。
オツベルと笑う水曜日
やっぱり成田良悟さんの小説はおもしろいです。バッカーノやデュラララなどを読んでいるとよりおもしろいと思いますが、これ1冊でも十分に楽しめる、いい意味で「はちゃめちゃ」な作品だと思います。
三ツ星商事グルメ課のおいしい仕事 シリーズ
本当に料理がおいしそうです。料理と物語が絡めてあって、とっても楽しめる小説です。自分的には3巻、1巻、2巻の順でおもしろかったです。
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神様の御用人 シリーズ
黄金のもふもふが素敵です。3人と1匹(柱)で世界の危機を救う壮大な話に発展しないかなと密かに期待しています(笑)が、毎回ほのぼとした感じで、神様の御用を叶えていく1人と1匹(柱)の物語です。全体的にほろりとする心温まるエピソードなお話が多いです。
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僕が七不思議になったわけ
なかなかよかったです。ネタバレしちゃうともったいないので敢えて多くは語りません。題名からいろいろと想像するのも楽しみのひとつです。たぶんこれ1冊の読みきりです。途中のあの人を××するともっと物語に深みがでて良かったんじゃないかなとは思いますが、おもしろかったです。
レイカ 警視庁刑事部捜査零課 シリーズ 完結
いろいろとファンタジーな設定ではありましたが、おもしろかったです。3冊で完結です。なかなかに自分の予想が裏切られたり、えっ!?これそうなるの!?みたいな展開でいろいろとびっくりさせられました。
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探偵・日暮旅人の探し物 シリーズ 完結
割とダークで重い物を背負っている探偵さんです。あらすじは、幼少の頃のとある事件の所為で視覚以外の味覚、聴覚、嗅覚、触覚を失ってしまった日暮旅人(ひぐらしたびと) 。その失った4感覚を目で視ることができるという能力を使って、探し物をする探偵さんのお話です。内容的には、ほのぼのというよりはダークな感じが結構あるので要注意って感じですね。ヒロインは好きになれなかったんですが(笑)、設定や話全体などとてもおもしろかったです。
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神さまは五線譜の隙間に
青春感動ほのぼの系ってあまり自分の好みじゃないんだけど、たまにはいつもと違ったジャンルを読むのもいいかなと手に取った小説でした。思いっきり泣けちゃう素敵な物語でした。ピアノの調律師さんのお話です。文章がとてもきれいで目の前に素敵は風景が浮かんできました。
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天保院京花の葬送 ~フューネラル・マーチ~
霊能力なオカルトと実際の事件とが混ざり合った感じのお話でした。謎解き感とファンタジー感の絶妙なバランスがいい感じです。どのキャラも魅力的で引き込まれます。でも、ちょっと犯罪の部分が読んでいて気分が悪かったです。そこがもっと改善されれば心にダメージがなく読めそうなんですよね。それ以外はとても自分好みでよかったです。登場人物たちも物語の雰囲気も好きです。
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不良少年と彼女の関係 シリーズ
特に謎とか秘密はなく、青春だなという物語でした。熱い少年漫画的な感じです。不良少年がひょんなことからお嬢様の執事をすることになって!?
紳堂助教授の帝都怪異考 シリーズ
題名の「怪異考」に引かれて読んでみました。ミステリーというよりはホラーファンタジーな感じですかね。あと××が××というのは自分好みの展開ではなく残念でした。古きよき時代、大正時代とか、探偵とか助手とか好きな人は楽しめる小説だと思います。
バンク! コンプライアンス部内部犯罪調査室
題名に惹かれて読んでみたんですが、あまり自分好みではなく残念でした。自分が現実世界でふつうにお仕事する、みたいな日常の延長線上にある話が苦手なだけなのかもしれません。小説の中でだけは空想の世界に浸りたいのかもしれません。現実的なお仕事のお話が好きな人は楽しめる小説だと思います。
夜が運ばれてくるまでに シリーズ
小説だと思っていたら絵本っぽい感じでした。絵がメインで文章が少し添えられている感じです。文章は少ないですが考えさせられる内容が多かったです。でも小説だと思って期待していたのでちょっと残念でした。
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不動産男子のワケあり物件
どうしましょう。不動産屋さん皆がいやらしくて怖い人に見えてきました。途中で読むのをやめようかと思いましたが、最後まで読んでみると、途中感動する話があったりとなかなかよかったです。ただ最後まで社長のことは好きになれませんでしたけどね(笑)でも続編が出たら読みたいです。
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舞妓さんと怪盗大旦那 シリーズ
軽いノリな話かなと思いきや、意外に悲しいシーンやひどい描写が多くてびっくりしました。舞妓ちゃん、いい子なんだけど×が弱いって設定どうなんだろう。舞妓ちゃんと大旦那さんの漫才っぽいやりとりのところはおもしろいんですけどね。 もう事件とか絡めるのやめて舞妓さんと大旦那さんの漫才お座敷とかの方がおもしろそうだなぁと。もしくは怪盗チームみたいになってばっさばっさと悪を切る、ぐらいの展開が楽しそう。どこぞの必殺なお仕事の人の時代劇みたいですけどね(笑)
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ショコラの王子様
ほのぼので王道少女漫画系なお話です。
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博多豚骨ラーメンズ シリーズ
いろいろと納得できなかったり、つっこみどころが満載ではあるんですが、まぁ娯楽として割り切れるのなら楽しいかなという感じです。殺し屋さんたちのお話です。
φの方石―白幽堂魔石奇譚― シリーズ
第21回電撃大賞大賞受賞作のファンタジー小説です。設定は大変すばらしかったですが、なんかいろいろともったいない!!今後に期待です。途中、○○○展開なの!?って思うとちょっと怖かったです。
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■第21回電撃大賞大賞受賞作 φの方石-白幽堂魔石奇譚- 感想
路地裏のあやかしたち シリーズ
表紙のイラストが地味ですね。もっと綺麗だったりかわいかったり目を惹くイラストだと手に取りやすいかなと思ってしまいました。でも話の内容はほのぼのでよかったです。男子高校生が妖怪たちと関わっていく物語です。主人公の父の話とかよかったです。
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最後にメディワークス文庫のまとめ
以上、私が今までに読んだメディアワークス文庫のご紹介でした。意外にメディワークス文庫の小説を読んでいるようないないような。まだまだ読んだことがない知らない小説がたくさんあるので、これからも時間をみつけていろいろと読んでいこうと思います。
最高におもしろい小説に出会えるととても心が満たされて幸せになれるんですよね。読み終わったあとはまた物語を反芻して、いい小説に出会えたなぁってうれしくなっちゃうんですよね。後読感がよい作品だとなおうれしいです。逆にえっ!?って思う小説はそれはそれで、もやもやしてかなり考え込んじゃいます(笑)そして自分なりにこういうストーリーになればいいのにって勝手に妄想して満足しちゃいます。
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