ノッキンオン・ロックドドア【小説感想】2人の探偵が謎を解く青崎有吾さんのミステリ小説です。おもしろかったです。
2巻以降の感想はこちらから
■ノッキンオン・ロックドドア2巻 感想
ノッキンオン・ロックドドア 感想
不可能(Howトリック)犯罪担当・当御殿場倒理(ごてんばとうり)
不可解(Why動機)犯罪担当・片無氷雨(かたなしひさめ)
の2人の探偵が謎を解くお話です。短編の集まり、短いエピソード詰まった小説でした。短編集って苦手なんですが、この小説はとてもテンポが良くて読みやすかったです。自分も実は短編集って意外にいけるかもしれないって思っちゃいました。まだ読者が何がなんだかわかんないぞ?って思っている時に事件が解決していきます。ちょっと置いてきぼりをくらった感はありますが(笑)意外にそれがここちよく、あっという間に事件が解決されるのでストレスがないです。すべての事件があぁそうくるかって感じでおもしろかったです。軽い感じで読めてよいです。
※以下、少しだけネタバレを含む感想です
あとはキャラ的にも非常にいいです。キャラがたっているっていうんですかね、漫画っぽい感じです。ドラマにしたらより一層キャラが立って見栄えがしそうでいい感じです。ドラマ化しないかなぁ。でも自分の中のイメージそのまんまの役者さんじゃなきゃ嫌ですね(笑)主要な登場人物の数も多くなくていい感じです。
探偵2人と
穿地決(うがちきまり)刑事さん
薬師寺薬子(やくすじくすりこ)バイトちゃん
神保剽吉(じんぼうひょうきち)探偵の仲介者
糸切美影(いとぎりみかげ)×××
小坪清太郎(こつぼきようたろう)刑事さんの部下
この人たちを覚えればばっちりです。
以下あまりネタバレを含まない程度の感想です。
ノッキオン・ロックドドア
まだ2人の関係がわからず物語に引き込まれていきます。そして、えっ?もう解決したの?特に後日談とかないの?って感じでした。
髪の短くなった死体
あっと驚いちゃいました。そんなことが!?
ダイヤルWを廻せ!
絶対同じ事件だよねと思いつつビンゴでおもしろかったです。発想もなかなかですね。楽しかったです。
チープ・トリック
また魅力的なキャラが登場です。気になります。
いわゆる1つの雪密室
この発想もおもしろかったです。っていうか鹿!!
十円玉が少なすぎる
青崎有吾さんの別の小説、裏染天馬シリーズの50円玉の話を思い出しちゃいました。青崎さんは小銭好き?(笑)まさか10円玉からこんなことがわかってしまうなんて!!すごくおもしろかったです。薬子ちゃんの語りもかわいかったです。彼女はなぜここでバイトをしているんでしょうか?親御さんは了承しているのでしょうか?
限りなく確実な毒殺
この話も発想がびっくりでおもしろかったです。
2017年に続きの2巻目がでる予定らしいので、とても楽しみです。彼ら4人の過去については語られるんでしょうか?それともまだまだ明かされることはないんでしょうか?気になります。倒理さんのあれはあれはだよね?とずっと思っていたのであたりですよね?彼らの原点の事件がとても興味深いです。
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