山門敬弘

風の聖痕(スティグマ)Ignition(短編集)6巻 ヒミツのカンケイ 感想

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風の聖痕Ignition6 ヒミツのカンケイ<風の聖痕Ignition> (富士見ファンタジア文庫)

 

今までの巻は再読だったんですが、この巻は初めて読みます。もうずいぶん前に購入したんですが、悲しくて本を読む気になれなくてずっと保管したままでした。が、このたび1巻から読み直したので、今ならこの勢いで読めるかなと挑戦することにしました。もうこれでこの物語が最後だと思うと辛いです。未完の最終巻です。

 

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悲しいです

物語はもちろんおもしろかったです。でもやっぱり涙してしまいました。風のスティグマ全体を通して作中に出てきた和麻の死生観はすごく辛かったです。作者さんもずっとこんな気持ちを抱いていたんでしょうか。再読するに当たって、当時読んでいる時はそんなことは思いもせずに楽しんでいたので、それに気がついた今はなおさら切ないです。書きかけの7巻の話が載っているのが余計に悲しかったです。きっとこれからいろいろ練られていく話だったんだろうなと思うと自然と涙がこみ上げてきて辛かったです。

 

※以下ネタバレは含まない程度の感想です

 

和麻と綾乃ちゃんのコンビは私の中で1、2位を争うお気に入りな大好きカップルです。この2人は永遠に私の胸の中に息づいています。素敵な物語をありがとうございました。お疲れ様でした。ご冥福をお祈りします。