おもしろかったです。なぜ事件が起きるのか、なぜその事件を解決しなくてはいけないのかの明確な理由があって、名探偵でなければならない必然性があってよかったです。表紙のイラストからは感じられなかったんですが、キャラも魅力的でこういうライトなノリの世界観も好きです。でも意外に内容がシビアだったりする場面もあります。
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ライトでダーク
表紙のイラストからのインスピレーションで、内容はもっと真面目で深刻で切ない話かと勝手に想像していたので、違っていて自分好みでよかったです。今回のこの物語はどちらかといえば西尾維新さんの世界っぽい感じがしました。ノリはライトだけど中身はちょびっとダークみたいな感じが。
※以下少しだけネタバレを含む感想です
はじめのペンションの事件でまるまる1冊を使って謎解きしていくんだろうなと思っていたら、案外すぐに解決してしまってびっくりしました。そして次々に事件が起こり、どんどん事件を解決していっておもしろかったです。さらに動機で犯人がさぐれないというのもなかなか斬新でした。動機以外で事件の不可解さの謎やトリックを解いていきます。
あとがきに驚く
また「戦力外捜査官4巻」に続いてあとがきが、ぶっ飛んでいて不思議でした(笑)この作者さんのあとがきはこういう芸風なんでしょうか?ぜひこの「シャーロック・ホームズの不均衡」の物語の続編を希望します。主人公たちの過去の事件も解決するといいなぁ。そこにあっと驚く秘密とかが潜んでいるとなおうれしいです。
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