一応前巻が最終巻だったので、また旅人たちの物語が読めるのがうれしいです。今回は短編集の番外編第1弾です。どうやら第2弾も発売されるらしいので楽しみにしています。
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■探偵日暮旅人シリーズが松坂桃李さん多部未華子さん主演でドラマ化決定。
今回も安定の黒さ
今回も全体的に安定の黒さで安心しました(笑)でもIF系の物語はやめて欲しかったなぁ。すべてが台無しになってしまいますよ。今までの苦労とかはなんだったの???って。
※以下少しだけネタバレを含む感想です。
像の殺意
いつもと違った始まり方でしたが、なかなかおもしろかったです。冒頭から引き込まれました。ファンタジーの世界にいったらどうしようかと思っちゃいましたが(笑)大丈夫でした。最後はいい話にまとまるかと思いきや、それでは物足りないと思う自分がいたので(笑)安定の黒さで終わってよかったです。安心しました。
畢生の接ぎ
この漢字「畢生」の読みは「ひっせい」でいいんですかね?子どもの頃から漢字博士の名を欲しいままにしていた自分が読めなかったのが悔しい(笑)このお話は怖い話かと思いきやほっこりとしていてそれでいて切なくもあり、とてもよい話でした。
テイちゃんと子猫と七変化
かわいくて楽しい話と思いきや、なかなかどうして胸にくる切なさがあったり、世の中の無常なんかも感じてしまいました。
愛の夢
自分はif物語は嫌いなのでうーんといった感じですね。パラレルワールドと割り切るなら、それはそれで丸々小説1冊分にして別物語として小説を出せば受け入れられたかなと。幸せそうな世界なのに意外にたびちゃんはブラックなのね。それでこそ旅人なんだろうか?視力以外の五感があろうがなかろうが、旅人の本質は変わらないということなのかな?
君の音
女の子の楽しいわくわくどきどきな恋物語と思いきや…きれいにまとまっていてよかったです。でもちょっと陽子の立場が…
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