スープがおいしそうで飲みたくなりました。短編の集まりといった感じの小説です。各話女性特有のどろどろ感や嫉妬心がたっぷり出ていて、読んでいて気持ち悪くなってしまいました。
謎解き
謎解きもそれほど何か思うところもなく、いろいろ残念でした。もっとあっさり、すかっと爽快って感じで気分がよくなる話が読みたかったなぁ。
※以下少しだけネタバレを含む感想です
真の主人公
主人公っぽい女の人より最後についていたおまけみたい物語の方の女性の方が真のヒロインなんだろうなという感じでした。なので冒頭主人公がかすむ、というか彼女とマスターの組み合わせより、マスターと過去の女性の方が王道カップリングなんだろうなという感じがしました。それ故、そっちが作者さんが書きたかった本当に物語なんだろうなと思って、なんだかなぁって感じでした。
なので冒頭ヒロインがただのお邪魔虫っぽくて切なかったです。だったら、もう過去の話だけ書いちゃえばいいのにと思ってしまいました。おまけで書く内容ではないよねと、こっちがメインだよねという感じですごく残念でした。