上橋菜穂子

2015年本屋大賞受賞 鹿の王 上巻 感想

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鹿の王 (上) ‐‐生き残った者‐‐

 

読もう読もう思っていたんですが、なかなか忙しくて読む暇がなかったんです。で、そうこうしているうちに2015年本屋大賞受賞で一気に話題になっていてびっくりしました。もともと読むつもりだったのに、なんか出遅れた感がして悲しいです。有名になるのも切ないなぁと思ったりして(笑)

 

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2015年本屋大賞受賞 鹿の王 下巻 感想

 

本屋大賞

最近の本屋大賞ってもともと有名な人とかが受賞していて???あれって感じですね。この賞って本屋さんしか知らない名作を広めるためって感じの意義で始められたんじゃなかったでしったっけ???こんなに誰でも知っている知名度が高い人が受賞ってどうなんでしょう???もともと賞もたくさんとっていらっしゃる方ですしね。

 

※以下少しだけネタバレを含む感想です

 

上橋菜穂子さんの本はおもしろいんで大賞は納得なんですけど、本当の隠れた名作を教えて欲しいんですよね。こんなおもしろい本が世の中にあったんだ、という感動が本屋大賞で欲しいです。まぁ、そうはいっても本屋大賞受賞していても自分に合わない小説ってやっぱりあるんですけどね。

 

 

隠れた名作

来年こそ隠れた名作が出ることを期待しています。「夜のピクニック 」はおもしろかったですね。ただ歩いているだけなのになんでこんなにおもしろいんだろうって不思議な気持ちになっちゃいました。まぁこの作者である恩田陸さんもその時点ですでに有名でしたけどね。

 

 

児童文学?

鹿の王も児童文学の位置づけなんでしょうか?バルサ(守り人シリーズ)と一緒で主人公は子どもではなく大人です。バルサのように戦ったり冒険したりする話だと思っていたので全く違っていてびっくりしました。なかなかテーマも興味深いですね。

 

地名の東乎瑠(ツオル)の振り仮名がところどころのページにしか振ってなくて、あれ?なんて読むんだけっと何度もページを戻したりして、物語に浸れなかったのが残念でした。ずっと振り仮名振っておいて欲しかった。「彩雲国物語」の時もそんな感じでいらいらしちゃいましたね。登場人物の名前がいつまでたっても読めない…わからない…

 

 

鹿の王に出てくる国の関係や家族関係もえっとこれがこれで、あれがあれだよね?と振り返ったりして、もっとスムーズに読めたら楽しさ倍増だったのになぁ、惜しいなという感じですね。次は下巻です。どんな展開になるかの楽しみ。やっぱり人為的なものなのか!?

 

 

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