私がスマホを落としたわけではありません(笑)「このミス・このミステリーがすごい」大賞シリーズということで期待が高まる小説「スマホを落としただけなのに」です。題名からしてとんでもない不幸に見舞われそうですね。
スマホを落としただけなのに。きっと普通じゃ考えられないような恐怖に襲われるんですよね?予想もつかないならホラー系かな?ゾンビとかそういうのではなく、スティーブンキングのミザリーみたいな人間の精神的な闇みたいな物に触れてしまう怖さなんでしょうか。そういう心理的攻撃プラス、ネット社会に潜む恐怖みたいなものなんでしょうか。とても楽しみです。
スマホを落とすことによる危険性
以前、友達が携帯をなくして「自分からかかってきた電話とか絶対に出ないでね。メールが来ても返信しないでね」って言われたことがあります。確かに携帯とかスマホをなくしたら不便だろうなって思っていましたが、実はその本人の個人情報がだだ漏れになっちゃうんですよね。
さらによく考えればその人の携帯とかスマホの電話帳に入っている、友人等全員の個人情報が危険にさらされちゃうんですよね。人によっては電話番号はもちろん住所や誕生日とかのプロフィールを登録している人もいるんですよね。そう思うと結構怖いですね。
自分がスマホを落としただけでも、他人に多大なる迷惑をかけることになってしまうんですね。自分がスマホをなくした場合は自業自得だって割り切れるとしても、自分が気をつけていても他人が落としたスマホの所為でひどい目にあうこともあるということですね。そう思うと自衛手段できるセキュリティとかちゃんとやっていてもだめってことなんですね。
恐ろしいです。セキュリティ対策はしないよりした方がいいですけど、自分の力だけではどうにもならいことってあるんですね。というようことが今回のお話なんでしょうか?本当にスマホには個人情報やプライバシーがテンコ盛りなツールですよね。スマホは便利ですけどいろいろな情報が凝縮されていると思うとやっぱり恐ろしいですね。
※以下ネタバレは含まない程度の感想です
話の流れ全体は自分の思ったのとは違う感じでした。自分の期待値が高まりすぎていただけなのかもしれませんね。でもおもしろかったです。題名のつけ方がすごいですよね。普通なら○○事件とかなりそうなところが、すごく興味惹かれる題名になってますよね。
あとがきをみたら応募時点では「パスワード」という題名だったみたいですね。改題して正解だったんじゃないかなと思います。私も「パスワード」というタイトルでは手にとらなかった小説だったような気がします。
やっぱり題名のインパクトって大事ですね。「スマホを落としただけなのに」ってすごく気になる題名ですもの。どういう話なんだろう。何が起こるんだろうって否応なしに期待が高まります。
自分の予想
男は誰なんだろうという自分の予想は当たっていましたね。うれしかったです。でもきっともうひと捻りあるよねと期待していたら、まさかの別の角度でもうひとひねりあってびっくりしました。まさかそう来るとはって感じでしたね。
誤字をみつけてしまっても、そっとしておくのが大人でしょうか。富田が富野になってましたね。しかもかなりの緊迫した場面で!!それにしてもSNS怖い!!ネット怖い!!って思っちゃいましたね。個人情報には気をつけよう!!自分は絶対にスマホは落とさないぞと心に誓ったのでした。