妖怪で作家の先生と女性編集者のお話の第2弾です。今回もどんな妖怪出てくるのか楽しみです。
いままでのおさらいと3巻以降の感想はこちらから
六道先生の原稿は順調に遅れています2巻 感想
六道の読み方は「ろくどう」なんでしょうか?私はずっと「りくどう」だと思っていたので、「境界のりんね」の六道くんも違和感があったんですよね。仏教用語で「りくどう」と読むとどっかで見たような気がしていたんですけど、私の気のせいでしょうか?それともどっちでもいいものなのかもしれませんね。
正解とか不正解じゃなくて、言葉といういものもが変わっていくものということなんでしょうか?私が子どもの頃は歌舞伎の女形は女形と書いて「おやま」って読むと教わった気がするんですが、今は普通に「おんながた」って言ってますよね。
あとは20歳では「はたち」という読み方ですら、最近はテレビでも「にじゅっさい、にじっさい」って言っているような気がして、いつもぎょっとしてテレビを見ちゃいます。まぁそもそも30歳で「みそじ」とは発音してないので、つきつめるとわけわかんなくなっちゃいますけどね。20歳は「はたち」とは言わないことになったんでしょうか?私、気になります!!
あとは犬や牛も「けん」「ぎゅう」ではなく「いぬ」や「うし」になっていてびっくりします。「あきたいぬ」「こうべうし」とか聞きなれない響きってぎょっとしちゃいます。ファーストフードじゃなくて、ファストフードとか。ボジョレヌーボーもボージョレヌーボだったり、時代の流れなんでしょうかね。でもフランシスコザビエルがフランシスコ・シャビエルになってしまったは、なじめないなって思っちゃいます。
※以下ネタバレを少しだけ含む感想です
そろそろ新しい流れを期待
新キャラさんの登場です。どちらもとてもいい感じの人たちでした。特に新しい作家さんはいい感じでした。六道先生もまどろっこしくなく××を明かしちゃうところも好きでした。話の流れもきっとこうなるだろうなというこちらの予想通りで楽しかったです。ここらでそろそろ敵役、それもラスボス系がほしいところですね。悪い人は実は味方だと思っていた人だった!!とかの展開が好きです(笑)期待して待っています。
六道先生の新作、実は改稿前の方が自分好みです。そちらの方の小説も読んでみたかったなと思いました。でも作家さんって大変そうですよね。自分が書きたい物語より、読者に望まれている物語を書かなくてはいけないのか、という葛藤がかなりありそうですね。それを気にしないメンタルがある人なら大丈夫そうですけど、繊細な人には辛そうですよね。
自分が書きたい物語と他人に望まれる物語
以前、友達が漫画家をやっていたんですが、だんだんと「自分が書きたい物語ではなく、担当さんの好みの漫画を描かされているみたいで、楽しくないし、やりがいがなくなったし、自分は何のために漫画を書いているんだろう」と言って、雑誌社を移ったのち、漫画家自体をやめちゃったんですよね。
デビュー前の漫画投稿時代に好き勝手に漫画が描けていた時が1番楽しかったと言っていました。しかも賞の賞金が結構いい額だったとか(笑)いいアルバイトになるから漫画、描いてみなよと私が誘われたのも今となってはいい思い出ですね。漫画を描く道具だけは集めたんですが、結局私は漫画の投稿はしなかったんですけどね(笑)
人間性
本当に漫画家デビューできるか不安だという面はもちろんあったとは思いますが、夢や希望があった時の方がよかったっていう、そういう話を聞いたら悲しくなっちゃいました。あとは楽しく漫画が書きたいなら同人誌でいいのかなって言っていました。なんかそういうところって難しいですよね。
自分の心との兼ね合いなんでしょうかね。というか実はただ担当さんと馬が合わなかっただけなんじゃないのかと思わないもないですね。人間関係も大事なんだろうなと思う出来事でした。きっとこの物語の滝川詠見さんみたいな編集者と出会っていれば、今も漫画家を続けていたのかもしれないと思うともったいないですね。
人との出会いも大事な要素ですが、それは自分の力ではどうすることもできない縁だったするので、その部分は本当に難しいですよね。
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