西尾維新

十二大戦対十二大戦 感想

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十二大戦対十二大戦 (JUMP j BOOKS)

 

十二大戦は小説を読んで、その後アニメ化されたので、アニメも見てみました。まさか続編の小説が発売されていたなんて知りませんでした。今度こそ満足できる終わりになっているんでしょうか?それともこの物語も終わり方を楽しむのではなく、道中のやり取りを楽しむといった感じの物語なんでしょうか?

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十二大戦 感想

十二大戦対十二大戦 感想

アニメを見たあとなので、キャラのビジュアルとか声が脳内で再生できるので、いまのところとても読みやすいです(笑)例のごとくあの独特な改行のない文章ですけどね。今回は「前回の戦士・十二支さん」と「戦争犯罪人・十二星座さん」との戦いです。

※以下、少しだけネタバレを含む感想です

 

いきなり別の世界線(軸)のお話なんですね。並行世界パラレルワールド、もうここまでくると何でもありですね。あまりそういうことを真剣に考えちゃいけませんね(笑)というかネズミくんだけが大変なんでしょうか?と思ったら、まさかの展開でした。かなりの意表をつかれました。

 

そして誰もいなくなった

慣れ親しんだ思い入れがある方のキャラの方が、早々にいなくなってしまうという今回の十二大戦です。すごく悲しいです。ばっさばっさとやられていきます。本当に使い捨てにされるキャラがもったいないですね。

 

どのキャラも設定が手が込んでいてすごく魅力的なんで、もっと掘り下げて大事に扱って欲しいです(笑)そしてやっと小説を半分ぐらい読んだところで、反撃開始ですか?ちょっと今までのパターンに変化が現れましたよ。

 

またひとつ賢くなった

今回学んだ単語は「あじゃら」「カリカチュア」「ジャイアントキリング」「烏有に帰す」「エスプリを利かせる」と見るといっつもエスプレッソを思い浮かべちゃうんですよね(笑)

 

ネタと途中経過を楽しむ物語

申さんは何に気が付いたの?というのは最後付近でわかりました。今回の物語は十二大戦の時と××する順番が逆なのかな?意外に、申(砂粒)さんと亥(異能肉)さんの物語でしたね(笑)そして、最後に十二大戦対十二戦犯の戦う理由が判明します。えーっそんな理由だったのということがわかりました。

 

そして特に後日談とかなくて消化不良ですね。もうちょっと最後に何か達成感的な何かが欲しかったです。今、とてもむなしい気持ちに襲われています。そしてやっぱりこの物語は行き着く最後を楽しむのではなく、途中経過を楽しむ物語でした。