詠坂雄二

君待秋ラは透きとおる 感想

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君待秋ラは透きとおる

題名は何て読むんだろう?「きみまち あきら」で人名なんですね。ちょっとびっくりしました。冒頭から引き込まれる物語です。詠坂雄二さんの「遠海事件」という小説がおもしろかったので、同じ作者さんの本を読んでみました。

 

 

私はだいたい気に入る作家さんが出来たら、過去作から全部あさっちゃうタイプです。1つがおもしろいなら、全部自分の好みのはずだと思っています。そして表紙の裏にいる人の手から何か出てますよね?なんでしょうか?大きいネジ?ボルト?

遠海事件の感想はこちらから
遠海事件 感想

君待秋ラは透きとおる 感想

おもしろかったです。冒頭から連想する感じでは、怖くて暴力的で戦闘オンリー系で愉快痛快のお話だと思っていたら、ちょっと違いましたね。異能系のお話でただそれを安易に使うんじゃなくて、いろいろ悩んだりするお話でした。ただ科学的な説明のところをちゃんと理解しながら噛み砕いて読もうとすると眠くなるという副作用があります(笑)

 

※以下、少しだけネタバレを含む感想です

 

超能力系の異能のお話で、さらに理論的に説明してくれるのが、これまた難しい感じで、私の好みです!!私の好きな作風です。さらに続編あればいいなという小説でおもしろかったのです。冒頭から予感していた通り、期待していた通りでおもしろいです。

 

 

君待秋ラは何をした?

ちょっと本の紙が白すぎて、目が疲れるような気がするのは気のせいでしょうか。一揖する(いっちゅう)するなんて初めて聞きました。そもそも君待ちゃんは何をして、原子力規制庁に目をつけられたんでしょうか?

 

 

能力を使かわなければ、誰にも存在を気付かれないはずなんですよね。ということで、そのお話はいつか描かれるんでしょか?楽しみにしています。

 

 

小説の世界観

韮澤秀斗(にらさわしゅうと)くんは他の小説のキャラだったりするんでしょうか?それとも続編だったりするんでしょうか?楽しみです。そして遠海市に行くの?あのこないだ読んだ小説の事件があった場所ですよね?どこかで物語りはいろいろと繋がっているんでしょうか?そういう世界観も私は大好きです。

 

 

続編希望

麻楠均さんや土倉牡丹さん、君待春トくんがもっと活躍する続編が読みたいです。続きがでることを期待しています。そして本当に題名のとおり君待秋ラは透きとおっていますね。