秋目人

ショコラの王子様 感想

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ショコラの王子様 (メディアワークス文庫)

 

なんだろう。全体的になんか物足りなかったです。主人公の過去の王道という感じのストーリー展開はよかったんですけどね。それと個人的には、美形って言っている男の人のイラストが美形じゃないのが悲しい…好みの問題かも知れませんが…

 

食べ物屋さんに動物ってどうなの?

あと食べ物屋さんで動物って…アニメ系ならまだいいけれど実際だとすごい獣臭だし、毛とかアレルギーとかいろいろ問題ありそうで、なんか拒否感しかしないんですが…。個人的には動物は好きなんですけどね。たぶん異世界設定ならおもしろそうなんですが、現実世界っていうのがなんかだめなのかも…それなのに動物のとこだけすんごいファンタジーな感じがして受け付けないのかなという感じでした。

 

※以下少しだけネタバレを含む感想です

 

そしてそのファンタジー設定が全く生かされていないのが辛い。リスザルに秘密があるわけでもなく…結局動物に好かれる体質って必要だったのかな?おじいさんもこの体質だとかありましたが何か関係あったんでしょうか???物語に全然必要がなかったので残念な設定でしたね。わざわざぐるぐるめがねとか出す意味があったんでしょうか???

 

 

登場人物のキャラ付けが残念

あと郁くんの存在は必要だったのでしょうか?個人的にはとても気になるキャラなんですけどね。あとスパイのところもあっさりしすぎで、あれで終わり?って感じで残念でした。もっと絡ませるなら徹底的にやってほしかったです。うーん全体的に美形とか毒舌とか出しとけばいいやって感じ?に受け取れてしまって残念でした。

 

 

物足りない

主人公の子どもの頃の話とかはよかったんですけどね。最後いつわかるのかなぁっていう感じは王道ラブストーリー的でよかったですよ。好きな展開ですよ。あとはその他いろいろストーリー的にちょっと物足りなかったですね。

 

 

作者さんの思い入れ?

たぶん作者さんの中では、主人公より征一さんたち美形兄弟の話が別にいろいろあるような気がします。この話はそっちのスピンオフでたぶんそっちの話が本当に書きたい物語なのではないでしょうか?なんて思っちゃいました。そちらのシリーズが出たらぜひ読みたいですね。