忘却探偵6巻 掟上今日子の婚姻届【小説感想】意味深なタイトルの意味は?今回の語り部さんは隠館厄介(かくしだてやくすけ)くんでした。
今までのおさらいと7巻以降の感想はこちらから
■忘却探偵1巻 掟上今日子の備忘録 感想
■忘却探偵2巻 掟上今日子の推薦文 感想
■忘却探偵3巻 掟上今日子の挑戦状 感想
■忘却探偵4巻 掟上今日子の遺言書 感想
■忘却探偵5巻 掟上今日子の退職願 感想
■忘却探偵7巻 掟上今日子の家計簿 感想
■忘却探偵8巻 掟上今日子の旅行記 感想
■忘却探偵9巻 掟上今日子の裏表紙 感想
■忘却探偵10巻 掟上今日子の色見本 感想
■忘却探偵11巻 掟上今日子の乗車券 感想
■忘却探偵11巻 掟上今日子の乗車券 感想
■忘却探偵12巻 掟上今日子の設計図 感想
意味深なタイトル
今回の小説は掟上今日子の婚姻届という意味深なタイトルですごく発売を楽しみにしていたんですよね。今日子さんが誰かと結婚するの?まぁきっと違うだろうなぁなんて思いながら、実際に読んでみると思わずにやりとかくすりとかしてしまう場面が多くて楽しかったです。厄介くんの語り口調と適切なつっこみがおもしろかったです。まぁいつもよりかなり自虐的でもありましたが(笑)その微妙なバランスがよかったです。
※以下少しだけネタバレを含む感想です
親切守(おやぎりまもる)さんの気配も感じられる物語でしたね。そして彼、めちゃめちゃいい人ですね。きっと厄介くんに自分に似たものを感じて助けてくれたんじゃないのかなと思っております。
最初はほのぼのとしていましたが、だんだんと殺伐としたものになったりとなかなか興味深くておもしろかったです。冤罪なんて疑う人がいなければ成り立たないですよね。そんなことを言えば詐欺だって騙す人がいなければ成立しないんですよね。本当にそう思います。でも世の中はそうはうまくいかないんですね。残念なことに。
冤罪体質厄介くん
それにしても厄介くんって誤解されやすいタイプなんでしょうね。でも今回はじめは、かわいそうでしたけど、今日子さんとちょっとうふふな感じのいい目も見られたのでとんとん、プラマイ0かもしれませんね(笑)それでもプラスにならないっていう悲しさ。っていうか探偵への依頼料のためにお金を稼いでいるような厄介くんがかわいそうでならないです。はやく彼の冤罪体質が治りますようにって治ったら物語が続かなくなっちゃうかもですね。ちらりと本誌で語られる題名だけの事件も存在するんでしょうか?いつか日の目を見ることを願っています。
掟上今日子さんの過去には何があったの?
今日子さんの過去はいつ語られるんでしょうか?紺藤さんが海外で見かけた今日子さんについてまた触れられていましたが特に何もなかったです。彼女の忘却の理由なんかは語られることがないんでしょうか?彼女の過去とセットでとても気になるんですが、実は作者さんも特に考えていなかったりするんでしょうか?謎は謎のままなんでしょうか?私、気になります。それにしても今日子さんは今回はチート気味でしたね。裏技ですね。寝ることによって記憶を一旦リセットってやっぱり怖いですね。
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